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BD『氷菓』第1巻の事

京都アニ作品の『氷菓』BD第一巻です。
昨年の京アニは某作品で残念な結果になりましたので、汚名返上・名誉挽回なるか的な立ち位置の作品でしょうか。
それにしても、米澤原作のアニメ化と知った時は些か驚きでした。
大分前に読んだ作品でしたけど、日常系ミステリのどちらかといえ地味な雰囲気の原作だけに尚更です。
アニメの題材になるとは思ってもみませんでした。

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限定版の装丁はBDサイズのクリアブックケース入りのデジパック仕様となっています。
ジャケ絵はキャラデザの西屋太志氏の描き下ろしイラストです。
千反田える嬢と伊原麻耶花嬢、そしてホータロー君です。
DVD版とはジャケ絵が違う絵柄です。

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スリーブケースの裏側には商品説明が記載されています。

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限定版ですので第3巻目まで収納出来るBOXがついてきます。
こちらの絵柄もDVD版とは違う様です。
正直なところ、限定版とは云えメーカーから収納BOXが特典として付属するのは嬉しいですね。
ショップ特典だと定価買いが前提になるので、財政的に辛い所が有るので尚更です。

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こちらはBOXの反対側です。
比較的あっさりとしたデザインですね。
残り2本分の収納場所には取りあえず的なスリーブが納まっています。

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クリアスリーブを外すと文字無しのジャケ絵です。
純粋にジャケ絵を鑑賞できる点は良いですね。

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デジパックには本編ディスクと特典CDが納まっています。
特典CDにはミニドラマ・サントラ・ラジオダイジェストが収録されていました。

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その他に同梱特典としてブックレットとポストカードが2種類が付いてきます。
ポストカード2枚のうち1枚の絵柄はDVD版のジャケ絵ですね。
違うバージョンのジャケ絵をこうして付けてくれるのはありがたいです。

早速に本編映像を堪能しましょう。
第1巻に収録してあるのは第1話「伝統ある古典部の再生」、第2話「名誉ある古典部の活動」の2本。
原作的には時系列的な物語構成で進んでいく様で、第1話の後半は原作本「遠回りする雛」収録の短編から。
第1話はTV放送時には尺の関係で流れなかったED付きで収録されていますので、ラストの付近は本編映像にテロップは被らない様になっていました。

やはり京都アニメーション最新作ですね。
作画クオリティの高い画面作りは流石です。
背景も細かく、色使いも落ち着いた感じで最近のアニメ作品的なクッキリ系の作品とは全く違い雰囲気ですね。
劇場作品的なレベルかと思う品質の高さを感じさせてくれます。
実に上手い作りの作品だと個人的に思わせる作品です。

ただ自分的に気になるのは京アニ作品に偶に出てくる過剰演出。
おとなしい原作ですから、どうしてもアニメ的な表現寄りになるのは仕方ないとは思いますけどね。
でも第1話のえる嬢の髪の毛が伸びる的なイメージ表現はやり過ぎでは。
何となく意図は判らないではないですけど、もう少しサラッと流せなかったのかな。
一橋ゆりえ様じゃないんですから、髪が突然延びたらいかんでしょう。
また第2話のメイド(ウエイトレス)姿のえる嬢シーンも、些か過剰に感じます。
原作に無いシーンだと自分的にはやはり違和感がね。
京都アニメーションは原作モノを忠実に作る印象が有るだけに、この手のアレンジに出くわすと戸惑ってしまいます。
まあ、直近の『氷菓』のTV放送ではこういったアレンジが抑えられ気味なので開始直後の迷走的な部分かと思わないでもないです。

とか文句的な事を云いながらも、見ていて興味深い表現なのは推理パートの見せ方。
ミステリ小説では必ず出てくる状況説明と探偵役の推理。
この辺の会話部分の表現を上手く変化を付けながら描く様は良い感じですね。
ただの説明になりがちな部分を、如何に飽きさせなく見せるのか。
同じパターンにならない様に、話数毎に表現を変えようとする演出は興味深いです。
会話を見せる点で傑出した新房×シャフト作品の『化物語』の様な作品とは違って、推理劇を判り易く視聴者に届けるという点ではとても頑張っている印象を受けました。
ミステリ小説では確認の為ページを戻れますけど、アニメでは放送中に戻れませんからね。
この辺りは凄く考えて作っているといった感じですね。

そしてやはり本作の重要ポイントはEDです。
良い意味でも、悪い意味でも、いかんでしょ。
確かにアニメ好きの立場から見ればありがたいED映像です。
リピ-トして何度も観たくなる映像で大変クオリティの高い映像です。
でも本編の内容とあまりの解離に正直戸惑ってしまう事は否めませんね。
お茶の間で家族と一緒に観たら、EDをスキップしなきゃならんでしょ。
まあ、一人で見る分には誰憚る事もないですけど。
後で聞いたコメンタリーで監督さんは女性スタッフから寒い視線を向けられたとの事。
無理ないです。
でも、良く頑張りましたね。

映像特典はノンテロップOP・ED、ロケハン映像、BGM録音映像、OP収録映像、番宣映像、PV、商品CMです。
ロケハン映像の映像は訪れる機会が無いであろう場所だけに面白いですね。
場所が飛騨では我が地元からは些か遠いです。
内容的にはどの映像も興味深く見る事の出来た印象です。
色々言われた前作の某作品BDの様な誰得映像特典ではありませんでした。
引き続きの映像特典でも確りとした映像でお願いします。

音声特典は監督の武本康弘氏、シリーズ構成の賀東招二氏のお二方。
スタッフのコメンタリーですので、賑やかさはないですけど、興味深い製作のお話が良い感じです。
声優さんのコメンタリーやキャラクターコメンタリーが幅を利かせる昨今の音声特典の中では、ある意味貴重な音声特典ですね。

と云う感じのBD『氷菓』第1巻。
アニメ作品のBDは2話収録が専らのスタンダードある現状なのだけれど、2クール作品では3話収録ぐらいのペースで収録してもらった方がありがたいですね。
リーリス予定では、『氷菓』は全11巻と全部揃えると結構長い期間が掛ります。
奉太郎君では無いですけど、省エネ主義的にはいささか面倒に思えそうな期間です。
まとめてBOXで出してくれれば正直ありがたい部分もあるのですけどね。
とりあえずはBOXに収納出来る第3巻までを目指しましょう。

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