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2004.05.18

『恋風』4巻までの読後感

突拍子も無い設定にいささか呆れながら読んだ『恋風』1巻の続きを4巻まで纏めて読んでみた。
確かに1巻では作者の狙いが露骨で展開がご都合主義的に感じられたが、ストーリーが進むにつれてある意味怖さを含んだ面白さが出てきた様に思えた。
二人が出会う早々意識しないうちに恋が始まっているといったスタートからして、開始早々フラグの立ったギャルゲーをプレイしている様な感じで居心地が悪かった。
しかし、自分の心に正直に生きたいと思う七夏の心情が強く出てくる辺りから物語が変化し始めるようだ。
それは、ある意味で七夏の清純さゆえの狂気と言ってもいいのかも知れない。
現実世界を知らない無知ゆえの清らかさの中に存在する怖さ。
社会的なモラルとの間で恋心に悩み必死に踏み止まろうとしている現実世界を知る耕四郎は、優しさと不器用さゆえに七夏の中の狂気に絡め獲られてしまいつつある様に見える。
周囲の人達も彼の苦悩を知らずに、あるいは知っても耕四郎の不器用な態度ゆえに助けの手を出さない展開はある種怖い状況である。
作者が何処に着地させるか、今後のストーリー展開が楽しみな作品になってしまった(^^;)。

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