« DVD「ジャングルはいつもハレのちグゥFINAL②」 | トップページ | 映画『タイムライン』 »

2004.02.21

小説「タイムライン」

マイクル・クライトンによる現在公開中の同名タイトル映画の原作である。
タイムトラベル物のSF小説で上下2冊に分かれているがテンポ良い展開で読み易い作品に仕上がっている。
ベストセラー作家の作品であるので、エンターテイメント指向の作品に仕上がっており、ご都合主義的な展開になるのはやむを得ない。
決着の付け方の内で、悪役に位置付けられたITC社長の始末のつけ方が個人的には不満。
しかしながら、派手な展開で進んでいく様は読んでいて心地良いし、期待を裏切らない内容は満足いくモノである。
西洋史に詳しくない人でも愉しく読む事が出来るのは流石である。
多くの賞を獲ったコニー・ウィリス著「ドゥームズデイ・ブック」と同様に14世紀へのタイムトラベルものであったので、読み比べるのも面白いと考えて今回「タイムライン」を読んだわけである。
場所は「タイムライン」が南フランス、「ドゥームズデイ・ブック」がイギリス・オックスフォード。
どちらも時間旅行者の現在への帰還を扱っており、展開も過去と現在が交互に展開するなど一見すると似ているようであるが、実は全く異なる作品である事は読み進むめばたちどころに判明する。
「タイムライン」は限られた時間のうちに帰還しなければならない展開であり、「ドゥームズデイ・ブック」はどの様にして過去を生き残るかといった展開の作品である。
『動』の「タイムライン」と、『静』の「ドゥームズデイ・ブック」。
同じ時代へのタイムトラベルモノでもかなり異なっており、両方を読み比べてみると面白さ倍増である。

|

« DVD「ジャングルはいつもハレのちグゥFINAL②」 | トップページ | 映画『タイムライン』 »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/5128/217076

この記事へのトラックバック一覧です: 小説「タイムライン」:

« DVD「ジャングルはいつもハレのちグゥFINAL②」 | トップページ | 映画『タイムライン』 »